第一話 新人研修員


 

新人研修員

 

〇火神 京也(かがみ きょうや)

◎篠咲 華夜(しのさき かや)

△東堂 丹治(とうどう たんじ)

□南森 柚寧(みなもり ゆずね)

 

 

△今日集まってもらったのは他でもない。お前らに、新しいメンバーを紹介する

 

◎今日からコチラでお世話になる華夜と申します!よろしくお願いします!!

 

△彼女は入隊審査ダントツの1位だった奴だ。期待していいだろう

 

◎そ、そんな!!たまたま1位だっただけで…

 

〇それはそれはお利口なことだ(遮るように)

 

◎……っ!

 

〇だがな、此処では頭の良さなんて通用しない

 

◎〔コレが…狂気の番犬って言われる火神さんかぁ……噂には聞いてたけど…〕

 

〇なんでお前みたいなやつが入ってきやがった?

 

△おい!火神!

 新入りにいきなり目ぐじら立てるなよ!

 

〇……チッ…。

 

◎〔威圧が…スゴい……〕

 

△こんな奴で悪いがアンタの教官はコイツになる。

 よろしく頼むぞ

 

◎は…はい!!よろしくお願いします!

 

〇…断る

 

◎えぇ!?

 

△お前はなんでいつもそうなんだ!!

 

□騒がしくなりそうねぇ

 

◎えっ…あ、あの…

 

□南森 柚音(みなもり ゆずね)よ。よろしくねぇ

 

◎はい!よろしくお願いします!!はぁ……良かった

 

□何が良かったのぉ?

 

◎話しやすそうな人が居るから…。

 

□あぁ…ここの噂はいいモノじゃないものねぇ

 

◎……まぁ…。

 

□それなら何故、それを分かっていて

 貴方はこんな場所に来たのかしら?

 

◎…助けたい人が居るからです

 

□………そう。なら、これから苦労するわねぇ…

 

◎え?どうゆう意味……

 

□後々分かるわ

 あなたがしばらくここに居ればの話だけどね

 

〇篠崎とか言ったか

 

◎はひっ!!

 

〇とりあえずは面倒見てやる

 だから絶対に問題を起こすな!

 分かったか!

 

◎…肝に銘じます…

 

△すまないな

 これからよろしく頼むぞ。篠崎

 

◎…………頑張ります

 

◎〔はぁ…これから私…

  こんなところでうまくやっていけるかなぁ…?〕