○龍原 修二(たつはら しゅうじ)
△輪島 来夏(わとう らいか)
○どうした?話したい事って
△…あのね、その…
○………俺さ、本当はずっと迷ってたんだ
△…えっ…?
○…昔から4人でここまで来て
色々思い出出来たけどさ
だけど……なんかこう…
モヤモヤするって言うか…
△…どうゆう事?
○……本当は、ずっと来夏を気になってた
△…へ!?う…そ…?
○嘘じゃない…!
知らない間に来夏を目で追いかけてて
いつの間にかそんな気持ちになってた
でも来夏は…いつも俺達から少し距離を開けてる
△……そう…だね
うん……。私もね
修二の事…ずっと好きだった
○……っ!
△けど……
私じゃダメだってどこか逃げ腰で…
最初から諦めてた
○そうだったのか…
△……私…馬鹿だね
ずっと我慢してれば終わるものだと思ってた
でも、どんどん辛くなってく一方……
それだけきっと…修二を好きになってる
○…来夏
△許されないとは思ってる
ダメなことだって…
でも、このままなのも嫌
○………。
△私、修二のこと…
ずっと好きでした
○………ありがとう
ごめんな……
△………うん
分かってる。
ちゃんと……分かってるから…
○来夏…
△…ごめん…
我慢しようって…思ってたのに……
○もっと素直になれば良かったな
怖がって怯えて
後悔して…俺達バカだわ…
△ホントだよ…(笑)
○…次もまた
俺達笑って集まれるか?
△……集まろ?
皆でまた、花火見よ
○そうだな
一緒に…またここへ
△今までの自分の辿ってきた選択肢は
後悔ばかりだった
本当にこれで良いのかなって考えてた
それでも最後の選択は
自分にとってやっぱり
間違ってないと思いたい
△素直に自分の気持ちを伝える
難しいし、報われなくても
私にとってきっと…
大きな成長なんだ
△これが私の
最後の夏祭り